深尾力三(R I K I Z O)
1946年、疎開先群馬県で生まれ、東京で育つ。
24歳の時、絵を描くことに興味をもつ。
1971年渡仏、以降ヨーロッパ在住。 1973年、パリからジュネーブへ移りチーフプログラマーとしてI L O(国際労働機関)に勤務。 同時期、フランス文化省のアトリエをパリに得て週末は制作活動に励む。 1979年、レマン湖畔(フランス側)に自分で設計した家を建てる。 1981年、I L Oを退職して画業に専念する。 その後、パリに移り、フランス文化省のアトリエをパリ郊外に借りる。 1993年、オーヴェールシュウオワーズにアトリエ兼住居を構える。 1999年、大阪A B Cギャラリー(朝日放送主催)で日本初の個展をする。 2011年以降、パリと京都にアトリエを構え現在に至る。
ヨーロッパに来て50年の年月が過ぎました。 日本で画家としての活動は
21世紀に入ってから、日本を意識せずに創ってきた作品が和を基調にしているものと気がつきました。 10年前からパリと京都で制作していて、ますます私の創るものが日本的になってきているのを感じます。 単純な作風でも、日本に居たら創れなかった独自の画風であると思っています。
1975 アヌシー市立美術館 フランス
メイエール画廊 ローザンヌ
1983 アール・ド・イル ジュネーブ ジュネーブ市主催
1986 FIAC パリ、彫刻家Lovatoと2人展
ヌマガ画廊 オーヴェルニエ スイス
ピーターセン画廊 トノン フランス
1987 ビルク画廊 コペンハーゲン
1989 FIAC パリ、彫刻家Robert Jacobsenと2人展
1991 イングアンゾー画廊 マドリッド
1999 ABC画廊 大阪(朝日放送主催)
2000 シモンチーニ画廊 ルクセンブルグ
2001 ギャルリーためなが 大阪
2002 ギャルリーためなが パリ
2004 ギャルリーためなが 東京
2007 ブロワ城回顧展 ブロワ市主催 フランス
2009 高台寺襖奉納記念展 京都
2012 ベネディクティン宮殿 フェカン フランス
2016 エレナシュキナ画廊 ロンドン
2019 パリ5区市庁舎 パリ 彫刻家砂川晴彦と2人展
主なる個展

ブロワ城、高台寺、パンテオン広場のパリ5区市庁舎、それぞれが時代を反映する個性的な建物です。 これらの展覧会を通して、作品が生きることは空間も生かすことだと実感しました。 時代、文化を超えて生きる作品を創りたいと思います。